地方創生にスポーツの力を!
2020年東京オリンピック・パラリンピックを前に、全国的にスポーツへの関心が高まる中、スポーツが持つ集客性とツーリズム(観光旅行)が融合した「スポーツツーリズム」に、地域経済活性化への期待が寄せられています。
平成30年12月2日、松江市で初開催となった「国宝松江城マラソン2018」でも、全国から約5000人もの市民ランナーの参加がありました。私は島根陸上競技協会会長として、この大会運営に携わり、参加者の期待と興奮を肌で感じ、スポーツが持つ力に改めて感銘を受けた次第であります。大会は初開催ということもあり、まだまだ改善点はあるものの、その県内への経済波及効果は、日本政策投資銀行による試算では4億円余り見込まれ、今後への期待が、さらに膨らむ結果となりました。
スポーツイベントの誘致・開催を、県内の観光資源と掛け合わせ、県内への域外交流人口の増大を図るという「スポーツツーリズム」は、観光資源が豊富な島根県において大きな可能性を秘めており、地方創生への起爆剤になりうるものと確信しております。
そしていよいよ2029年には、48年振りとなる二巡目国体、全国障がい者スポーツ大会が開かれます。長期的展望に立って準備を進め、県民一丸となって機運が盛り上がるよう全力を尽くします。